「犬の十戒(The Ten Commandments of Dog Ownership)」とは、犬の立場から飼い主に伝えるメッセージ集です。 もともとは英語で書かれた詩で、犬を愛する全ての人に読んでほしい“命の教え”として世界中に広まりました。 犬の十戒は、犬を家族として迎える前に知っておくことで、愛犬との暮らしがより深く、優しいものになります。
できるだけ一緒にいてください わたしにとって、あなたと離れている時間がつらいということ、わたしの命はだいたい10年-15年くらいだということを、わたしと暮らす前に覚えておいてください。できるだけひとりぼっちでいたくはありません。 (My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will b painful for me. Remember that before you get along with me.)
気長に待ってください 時間はかかるかもしれないけど、あなたの求めていることや言っていることをわたしが理解できるまで、待ってください。 (Give me time to understand what you want of me.)
信じてください あなたがわたしを信じてくれさえすれば、わたしは幸せなんです。信頼してください。 (Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.)
怒りすぎないでください あなたには仕事や友達、楽しいことがあるけれど、わたしにはあなたしかいません。わたしのすべてであるあなたに長い時間怒られたり閉じ込められたりするととても悲しくなります。 (Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, you entertainment and your friends. I have only you.)
話しかけてください たとえあなたの言葉がわからなくても、あなたの声を聞けば気持ちがわかります。だから話しかけてください。嬉しいときは一緒に喜びたいし、悲しいときは慰めたいのです。 (Talk to me. Even if I don’t understand your words. I understand your voice when it’s speaking to me.)
考えてみてください あなたがわたしに優しく接してくれたこと、厳しく叱ったこと、わたしは覚えています。あなたがわたしにとってどんな家族であるかを、考えてみてください。 (Be aware that however you treat me. I’ll never forget it.)
たたかないでください あなたがわたしをたたく前に思い出してほしいことがあります。わたしは本気になったらあなたより強いけれど、わたしはあなたを傷つけないと決めています。 (Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.)
気づいてください あなたのいうことを聞かなかったり、頑固なとき、その理由に気がついてください。ごはんが合ってないのかもしれない。強い日差しに照らされているせいで苦しかったり肌や肉球が痛いのかもしれない。もしくは歳を重ねて心も体も若い頃のようには動かないのかもしれません。いろいろな理由を思い起こして、わたしの異変に気がついてください。 (Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.)
歳をとってもお世話してください あなたが歳をとるように、わたしも老いていきます。わたしの老後も見捨てずにお世話をしてください。 (Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.)
お別れのとき、そばにいてください わたしの最後のお別れのとき、見てられないとか、いたたまれないとか、言わないでください。あなたがそばにいてくれたら、わたしは安らかに旅立てます。だからそばにいてほしいということ、そしてあなたを愛しているということを忘れないでください。 (Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.)