犬の十戒とは?飼い主が知っておくべき愛犬との10の約束とその意味【感動のメッセージ】

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犬の十戒とは?飼い主が知っておくべき10の約束

犬が飼い主への10の願いを込めた言葉

「犬の十戒(The Ten Commandments of Dog Ownership)」とは、犬の立場から飼い主に伝えるメッセージ集です。
もともとは英語で書かれた詩で、犬を愛する全ての人に読んでほしい“命の教え”として世界中に広まりました。
犬の十戒は、犬を家族として迎える前に知っておくことで、愛犬との暮らしがより深く、優しいものになります。

犬の十戒(原文と日本語訳)

以下は、日本で広く知られている「犬の十戒」の日本語訳です。
それぞれの言葉に込められた意味を、あとで詳しく解説します。

  • できるだけ一緒にいてください
    わたしにとって、あなたと離れている時間がつらいということ、わたしの命はだいたい10年-15年くらいだということを、わたしと暮らす前に覚えておいてください。できるだけひとりぼっちでいたくはありません。
    (My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will b painful for me. Remember that before you get along with me.)
  • 気長に待ってください
    時間はかかるかもしれないけど、あなたの求めていることや言っていることをわたしが理解できるまで、待ってください。
    (Give me time to understand what you want of me.)
  • 信じてください
    あなたがわたしを信じてくれさえすれば、わたしは幸せなんです。信頼してください。
    (Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.)
  • 怒りすぎないでください
    あなたには仕事や友達、楽しいことがあるけれど、わたしにはあなたしかいません。わたしのすべてであるあなたに長い時間怒られたり閉じ込められたりするととても悲しくなります。
    (Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, you entertainment and your friends. I have only you.)
  • 話しかけてください
    たとえあなたの言葉がわからなくても、あなたの声を聞けば気持ちがわかります。だから話しかけてください。嬉しいときは一緒に喜びたいし、悲しいときは慰めたいのです。
    (Talk to me. Even if I don’t understand your words. I understand your voice when it’s speaking to me.)
  • 考えてみてください
    あなたがわたしに優しく接してくれたこと、厳しく叱ったこと、わたしは覚えています。あなたがわたしにとってどんな家族であるかを、考えてみてください。
    (Be aware that however you treat me. I’ll never forget it.)
  • たたかないでください
    あなたがわたしをたたく前に思い出してほしいことがあります。わたしは本気になったらあなたより強いけれど、わたしはあなたを傷つけないと決めています。
    (Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.)
  • 気づいてください
    あなたのいうことを聞かなかったり、頑固なとき、その理由に気がついてください。ごはんが合ってないのかもしれない。強い日差しに照らされているせいで苦しかったり肌や肉球が痛いのかもしれない。もしくは歳を重ねて心も体も若い頃のようには動かないのかもしれません。いろいろな理由を思い起こして、わたしの異変に気がついてください。
    (Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.)
  • 歳をとってもお世話してください
    あなたが歳をとるように、わたしも老いていきます。わたしの老後も見捨てずにお世話をしてください。
    (Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.)
  • お別れのとき、そばにいてください
    わたしの最後のお別れのとき、見てられないとか、いたたまれないとか、言わないでください。あなたがそばにいてくれたら、わたしは安らかに旅立てます。だからそばにいてほしいということ、そしてあなたを愛しているということを忘れないでください。
    (Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.)

「犬の十戒」に込められた意味と背景

「犬の十戒」は、単なる感動の詩ではありません。
もともとはアメリカの匿名の飼い主が書いた詩とされており、犬を「モノ」としてではなく「家族」として扱う重要性を伝えています。

日本では保護犬活動やしつけ本などでも引用され、命の尊さを伝える象徴的なメッセージになりました。

犬の十戒が教えてくれる3つの大切なこと

① 命を迎える責任

犬は人間のように自立できません。
「犬の十戒」は、命を預かる覚悟を飼い主に問いかけています。

② 信頼と愛情の絆

犬は飼い主の表情や声を感じ取りながら生きています。
信じてくれる存在がいることは、犬にとって生きる力になります。

③ 最後の瞬間まで寄り添うこと

9個目と10個目の戒めは、犬の最期に関する言葉です。
どんなに辛くても、飼い主がそばにいることで犬は安心して旅立てます。

まとめ|犬を愛するすべての人へ

「犬の十戒」は、犬を飼っている人だけでなく、これから迎える人にも読んでほしい詩です。
命の重みと、共に過ごす時間の尊さを改めて感じさせてくれます。

あなたの少しの優しさが、愛犬にとっての“世界のすべて”です。
今日、少しだけ犬の目を見て「ありがとう」と伝えてみてください🐾

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